はじめに
約一月前に次の記事を見かけました。
更に金融庁の 第1回 金融審議会 資産運用に関するタスクフォース にも次のように書かれています。
現行の規制の趣旨を踏まえつつ、投資家の資産形成を促進するための利便性を高める観点から、累積投資契約によるクレジットカード決済上限額を引き上げてはどうか。その場合、つみたて投資枠の毎月10万円までとするか、あるいは、成長投資枠も含め毎月30万円までとすることも考えられるか。
2024年の新NISAのつみたて投資枠のことを考えると、
多くの人がSBI証券も5万円から10万円に上げるのではと考えたでしょう。
しかし、周知の通りそうはなりませんでした。
仮に来年半ばから5万円から10万円に上がるとしても ポイント付与率は現状のままなのか という問題は残ります。
今回の内容はその時に次の2つで取らぬ狸の皮算用をした結果になります。
三井住友カード ゴールド(NL) … 永年無料達成済みで現在メイン利用。
三井住友カード プラチナプリファード … 年会費33,000円(高い)。
計算内容
仮にクレカ積立以外のカード利用月額を10万円とします。
気になる方はご自身の利用額と入れ替えて計算してみてください。
現状(積立額:5万円)
[プラチナプリファード]
- 年間獲得ポイント:(100,000 * 0.01 + 50,000 * 0.05) * 12 = 42,000
- 年会費:33,000
- お得:42,000 - 33,000 = 9,000
※Vポイントは100円につき1ポイント
[ゴールド]
- 年間獲得ポイント:(100,000 * 0.005 + 50,000 * 0.01) * 12 = 12,000
- 年会費:0 (永年無料達成済み)
- お得:12,000
※Vポイントは200円につき1ポイント
プラチナプリファードの年会費が大きくのしかかりますね。
この場合は、ゴールドを使い続けようかなという結論です。
遠くない未来?(積立額:10万円)
[プラチナプリファード]
- 年間獲得ポイント:(100,000 * 0.01 + 100,000 * 0.05) * 12 = 72,000
- 年会費:33000
- お得:72,000 - 33,000 = 39,000
[ゴールド]
- 年間獲得ポイント:(100,000 * 0.005 + 100,000 * 0.01) * 12 = 18,000
- 年会費:0 (永年無料達成済み)
- お得:18,000
もしこれが実現すれば、年会費を払ってもプラチナプリファードにします。
2024年中にはぜひ実現してほしいですね。
おわりに
週末も仕事やそれに関連することをしていてブログも何も更新してなかったのですが、知人から新NISAについて聞かれたので書きました。やはり具体的な読み手がイメージできると書く意欲が湧くものです。
私自身は今回の内容がそのまま実現する可能性は低いと考えています。SBI証券が限度額を10万に上げる可能性は低くはないと思うのですが、ポイント付与率についてバランスを取りに動くのではないかと思います。イメージとしてはそれこそ楽天のSPUみたいな形です。クレカ積立の還元率自体を下げるか、または他の箇所の還元率を下げるのではと。
あくまでポイントはおまけという気持ちで、明らかな得がある時は動くけどそれ以外は「どっちでもいっか」で過ごすのが精神の安定に繋がると考えています。
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この記事を書いた人 Wrote this article
ぜんたろう
FP2級/宅建士。お金の話が好物。インデックス投資がメインなのに個別株・ETFにも手を出す。ここ数年で投資スタイルが確立した筈だがジャンク株に心を奪われがち。 --- 永遠の見習いプログラマ (SIer複数→スタートアップ複数→大きめベンチャー)