投資の世界には、成功談があふれている。
AI株で何倍になった話、暗号資産で一気に資産を増やした話、
最近ではインフレを背景にした資源や金の話も多い。
だが私は、これらの成功談をそのまま真似しようとは思わない。
理由は単純だ。
他人の成功談は、ほとんどの場合、再現できないからである。
成功談が語らないもの
成功談が語るのは、だいたい次の三点だ。
- 何を買ったか
- いつ買ったか
- どれくらい儲かったか
しかし、本当に重要なことは語られない。
- どれほどの不安を抱えていたのか
- 失敗した場合、生活や人生にどんな影響があったのか
- どこまでの損失を「耐えられる人間」だったのか
投資の結果は、同じでも、
その人の置かれていた状況や耐久性はまったく同じではない。
成功談は「生き残った人」だけの話である
同じ投資をした人が、全員うまくいったわけではない。
耐えられた人だけが、市場に残り、成功談を語る。
耐えられなかった人は、
心身を壊したり、資金を失ったりして、市場から静かに消えていく。
成功談とは、
市場から退場しなかった人の話だけが後から見えているものだ。
私が最も避けたい失敗
私にとって、投資の失敗とは
「一時的に損をすること」ではない。
身の丈に合わない投資や、 心身の異常によって市場から退場してしまうこと。
それさえ避けられれば、
人生は最悪の結果にはならないと考えている。
流行や他人の言葉に乗らない理由
私が警戒しているのは、特定の資産そのものではない。
問題にしているのは、判断のプロセスである。
- 流行っているから
- インフルエンサーが勧めているから
- 乗り遅れたくないから
こうした理由で行う投資は、
自分への問いかけを経ていない。
一方で、
数日かけて次のことを考え、
他者に説明できる投資であれば、
必ずしも否定する必要はないと考えている。
- リスクとリターン、そして将来への影響
- 判断の根拠となる情報の出所
それでも間違えるから、金額上限を置く
どれだけ考えても、間違えることはある。
だから私は、退場を防ぐために金額上限を設けている。
割合で管理する方法も理解しているが、
資産がどれだけ増えても、
私にとって一万円は一万円であり、大金だと感じる。
その感覚を無視しないことが、
長く市場に居続けるために必要だと思っている。
他人の成功を再現しなくていい
私が目指しているのは、
他人の成功を再現することではない。
- 流行に振り回されない
- 心身を壊さない
- 市場から退場しない
そのための判断軸を持ち、
淡々と続けること。
それこそが、 私にとっての「投資の成功」だと思っている。
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この記事を書いた人 Wrote this article
ぜんたろう
FP2級/宅建士。お金の話が好物。インデックス投資がメインなのに個別株・ETFにも手を出す。ここ数年で投資スタイルが確立した筈だがジャンク株に心を奪われがち。 --- 永遠の見習いプログラマ (SIer複数→スタートアップ複数→大きめベンチャー)